ケアレスミスをなくすには?①

ケアレスミスをなくし一発で正解しなければなりません。というお話をしましたが、気持ちだけではなく具体的な方法を順にご紹介します。

今回は、一番大切なこと。事前の準備についてです。

当たり前のことですが、存外そこがおろそかになってしまっているお子さんが多いように思います。

テスト前の勉強はもちろんほとんどのお子さんが取り組んでいます。
ただ、何のためのテスト対策の勉強かを意識してほしいということです。

「自分はどんなミスをしがちなのか。」

そこをしっかりとつかんでテスト本番で練習の時と同じミスを繰り返さないことを「意識」することです。

私事で恐縮ですが、そしてお恥ずかしいお話ですが(;^_^A、免許を取ってすぐのころに2回車をぶつけました。
一度目は曲がろうとしたときに歩行者に気を取られ、ハンドル操作がくるってしまい車道と歩道の段差にごつんとぶつけました。
二度目は車をバックで駐車するときに後ろばかり気にして左側の塀から飛び出ていた木の枝に気づかず左のミラーをこつんとぶつけてしまいました。

どちらもほかにけが人が出るほどではなかったからよかったものの、買ったばかりの車に傷がついてしまい悲しい思いをしました。

どちらも「ケアレスミス」と言ってしまえばケアレスミスです。
しかし二度と起こしたくないミスです。
そしてどちらも「気を付けないといけない」ことは確かですが「何に」気を付けるのかが違います。
漠然と「気を付けて運転しよう」と思うだけだとまた同じミスが発生します。
一つ一つ「道路の段差に気を付けよう」「飛び出ている枝に気を付けよう」と積み重ねて「気を付けて」運転すると他のことにも気を付けられるようになります。

テスト勉強でも、練習中のミスを「あぁ!また凡ミスしちゃったぁ💦」「本当はわかってたのにぃ!」で終わらせないことです。
すべてのミスを「ただのミス」とひとまとめにしていてはいけないということです。

テスト勉強の段階で間違えたものをたとえば英語なら「スペルミス」「ピリオド、コンマの付け忘れ」「大文字小文字ミス」「語順のミス」それぞれに発生する原因が違います。
ということは、発生させない準備も変わってきますし、それらを意識することによってテスト中に「ここは気を付けないと!」と気づくようになります。

「なぜ間違えたのか」をきちんと意識すること、次からは「何に」気を付けるのかを意識しながら反復練習をすること。
ここを意識してみましょう!